【ニューヨーク時事】米家電量販大手ベスト・バイが29日発表した2023年11月~24年1月期決算は減収減益だった。年末商戦期間中、ホームシアター関連用品やタブレットなどの売れ行きが振るわなかったことが要因。一方、米メディアによると、売上高と調整後の1株利益は市場予想を上回った。
決算発表を受け、株価は時間外取引で上昇している。
米国内既存店の売上高は5.1%減、オンライン通販の売上高は4.8%減といずれも苦戦した。構造改革に伴う退職金などの費用計上も純利益を押し下げた。 25年1月期の業績予想は、売上高を413億~426億ドル、調整後の1株当たり利益を5.75~6.20ドルと見積もった。
◇ベスト・バイ(BBY)決算の概要
23年11月~24年1月期 前年同期
売上高 14,646 14,735
純利益 460 495
1株利益 2.72 2.61
(注)売上高と純利益の単位は100万ドル、1株利益は調整後、ドル