【ニューヨーク時事】米住宅改装用品小売り大手ホーム・デポが20日発表した2023年11月~24年1月期(第4四半期)決算は、売上高が前年同期比2.9%減、純利益が16.7%減となった。新型コロナウイルス禍が明けるとともに、家の補修などに時間を使う人が減ったことが響いた。売上高と希薄化後1株当たり利益はいずれも市場予想を上回った。
一方、既存店売上高は3.5%減で、市場予想を超える減少幅となった。
1月期通期では、売上高が前期比3.0%減の1526億6900万ドル、純利益が11.5%減の151億4300万ドル。調整後の1株当たり利益は15.11ドルだった。
25年1月期通期の売上高は約1.0%増、既存店売上高は約1.0%減を見込み、いずれも市場予想を下回った。希薄化後1株当たり利益は1.0%増を想定する。
◇ホーム・デポ(HD)決算の概要
11月~1月期 前年同期
売上高 34,786 35,831
純利益 2,801 3,362
1株利益 2.82 3.30
(注)売上高と純利益の単位は100万ドル、1株利益は希薄化後、ドル。市場予想はリフィニティブ調べ