12月15日に西松屋チェーンが発表した2024年2月期第3四半期決算(2月21日~11月20日)は、売上高が前年同期比4.4%増の1,361億円、営業利益は5.5%増の108億円となり、堅調な伸びをみせた。
第3四半期累計期間の新規出店は48店舗。一方で13店舗を閉鎖し、第3四半期会計期間末の店舗数は1,102店舗となった。
商品別の売上高については、衣料部門が上期の気温上昇に伴い春物・夏物衣料が好調に推移。また、11月に気温が下がったことで秋物・冬物衣料が大きく売上を伸ばした。小学校高学年向け衣料の売上は引き続き大きく伸長。雑貨部門についても、粉ミルクなどの食料品や紙おむつ、服飾雑貨、シューズ、レイン用品、玩具などが堅調さを維持した。
売上総利益は、円安などの影響で売上総利益率が0.3ポイント下げて35.2%となったが、売上高が増加したことで3.5%増の479億円を計上。一方、販管費については、積極的な出店で2.9%増の371億円となったものの、売上比で0.4ポイントダウンの27.3%になったことで、営業増益につながった。