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サントリー食品、西日本の製造・物流機能強化に250億円=24年問題対応

物流 ロジスティック
(i-stock/Milos-Muller)

 サントリー食品インターナショナルは14日、西日本エリアでペットボトル飲料の製造ライン増設と物流倉庫の新設に約250億円を投資すると発表した。残業規制の強化でトラックのドライバー不足が懸念される「2024年問題」対応の一環。西日本の生産能力と物流機能の強化で、関東から西日本への長距離トラック輸送を5割程度削減できる見込みという。 

 具体的には、同社傘下で飲料の製造を担っているサントリープロダクツ(東京)の高砂工場(兵庫県)で、「伊右衛門」や「クラフトボス」などの製造ラインを増設する。

 工場の敷地内には、商品搬送などを自動化する装置を導入した倉庫を新設。同工場を西日本エリアの物流拠点とする。24年秋に着工し、26年春に稼働する予定という。