そごう・西武の売却決定延期=来週以降に、反対派に配慮―セブン&アイ
セブン&アイ・ホールディングスが、傘下の百貨店そごう・西武の売却の最終決定を28日以降に延期したことが24日、分かった。当初は25日にも臨時の取締役会を開き決定する予定だったが、そごう・西武労働組合など反対派の理解が十分得られていないことに配慮した。
ただ、関係者によると、9月に米投資ファンドに2000億円超で譲渡する意向は変わらないとみられる。
セブン&アイは昨年11月にそごう・西武の売却方針を決定。しかし、労組の他、西武池袋本店のある東京都豊島区などの同意が得られず、2度にわたり譲渡を延期した。今月23日にも労組と協議したが溝は埋まらず、労組はストライキを実施する検討に入っている。