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〔海外決算〕中国アリババ、売上高14%増=前年ロックダウンの反動―4~6月期

中国電子商取引(EC)最大手アリババ集団が10日発表した2023年4~6月期決算は、売上高が前年同期比14%増の2341億5600万元(約4兆7000億円)だった。(i-stock/Robert Way)

 【上海時事】中国電子商取引(EC)最大手アリババ集団が10日発表した2023年4~6月期決算は、売上高が前年同期比14%増の2341億5600万元(約4兆7000億円)だった。市場予想を上回った。前年同期は新型コロナウイルスの拡大で上海市がロックダウン(都市封鎖)下に入るなど購買行動が停滞しており、今年はその反動で大きく伸びた形だ。

 EBITDA(利払い・税引き・償却前利益)は27%増の520億5200万元だった。売上高では淘宝(タオバオ)など中国EC関連が12%増の1149億5300万元だった。グローバルECは41%増の221億2300万元。物流部門の菜鳥は34%増だった。

 アリババは自社の事業をインターネット通販やクラウド、グローバルEC、エンターテインメント、物流関連などの六つの部門に分割する計画を決定している。事業再編に伴い、張勇(ダニエル・チャン)会長兼最高経営責任者(CEO)は9月に退任し、蔡崇信・副会長が会長に昇格する。