【サンパウロ時事】スウェーデンのカジュアル衣料大手ヘネス・アンド・マウリッツ(H&M)は17日、2025年にブラジルで実店舗を開設し、オンラインでの販売事業も開始する計画を発表した。ダウ・ジョーンズ通信の報道を引用して経済紙バロルが伝えた。
H&Mは当初はサンパウロやリオデジャネイロなど南東部の大都市に事業を集中させた後、時間をかけて販売する地域を広げる戦略だという。
H&Mは現在、中南米ではメキシコとペルー、ウルグアイ、チリ、コロンビア、エクアドル、グアテマラ、パナマ、コスタリカで店舗を展開している。ヘレナ・ヘルマーソン最高経営責任者(CEO)は「ブラジルには多くの潜在的可能性がある」と強調した。 H&Mは中南米事業の拡大を図るため、同地域で高級ブランドの販売を専門とするドーベン・グループと提携した。