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高島屋、23年2月期の営業利益は約6.9倍の285億円に 今期2度目の上方修正

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高島屋は12月26日、2023年2月期の連結営業利益が前期比約6.9倍の285億円になりそうだと発表した。

 高島屋は12月26日、2023年2月期の連結営業利益が前期比約6.9倍の285億円になりそうだと発表した。従来予想を30億円上回る。同社は10月7日にも業績予想を引き上げており、今期2度目の上方修正となる。

 ラグジュアリーブランドや時計・宝飾品などの高額品の売れ行きが引き続き好調なほか、円安によりシンガポールやベトナムなどの海外事業の利益が膨らむ。エイチ・ツー・オーリテイリングとの資本提携解消で保有株の売却益を計上することから、純利益は約4.9倍の260億円と従来予想を60億円上回る見通し。

 売上高に当たる営業収益は4500億円と、従来予想に比べて110億円の上振れとなる。今期から「収益認識に関する会計基準」を適用しているが、同基準を適用しない場合の営業収益は8720億円で、前期を14.6%上回る。

 同日発表した22年3〜11月期の連結決算は、営業収益が3177億円、営業利益が228億円(前年同期は10億円の赤字)、純利益は229億円(同37億円の赤字)だった。