【いなげや】18年3月期の営業利益は50%増、販管費削減効果で
いなげや(東京都立川市)が発表した2018年3月期の連結業績は、営業収益が前期比1.3%減の2548億円、営業利益が50.1%増の35億円と減収増益だった。人材の採用難やパートへの社会保険適用拡大などで人件費の増加があったものの、販売費や減価償却費などを削減、販売管理費全体では1.3%減少した。
主力のスーパーマーケット(SM)事業は、既存店売上高が1.1%減となったものの、販管費削減効果で営業利益は21億円と93.2%増えた。新規出店は1店舗にとどめ、期末店舗数は子会社の三浦屋を含めて152店舗となった。
132店舗を展開するドラッグストア事業の既存店売上高は0.5%増と前年実績を上回り、営業利益は13.0%増の12億円となった。
19年3月期はSM事業での新規出店を3店舗に増やす。営業収益は0.8%増の2570億円、営業利益は1.5%増の36億円と増収増益を見込む。