イズミは10月10日、2019年2月期からの3年で40店舗を新設することなどを柱とする中期経営計画を発表した。
大型ショッピングセンター(SC)「ゆめタウン」、食品スーパー「ゆめマート」、近隣型SC「ゆめモール」に、17年4月に広島市内に出店した新型SC「LECT」を加えた4つのフォーマットを西日本で出店、ドミナントを形成する。
また、地場小売チェーンの買収や地域有力チェーンとの提携などM&Aを積極的に推進するほか、フランチャイズ事業やEコマース事業など新規事業開発も進める。店舗開発を含めたこうした成長投資に年間200億円超を充てる。
最終年度となる21年2月期には、売上高に当たる営業収益9000億円、営業利益率6%の達成を目指す。長期目標として、23年2月期で営業収益1兆円の目標も掲げた。
同時に発表した17年3?8月期の連結業績は、営業収益が前年同期比4.5%増の3598億円、営業利益は0.9%減の171億円だった。イズミ単体の既存店売上高は直営で1.9%増、テナントを含めて1.5%増と堅調だったが、2つのSC開業に伴う関連費用が増加した。
下期は食品スーパー1店舗の出店を計画。18年2月期通期では、営業収益が前期比6.5%増の7481億円、営業利益が9.3%増の390億円と増収増益を見込む。