【外食売上高】16年は2.8%増、FFが引っ張る

2017/01/26 17:00
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 日本フードサービス協会が発表した2016年の外食売上高(全店ベース)は前年比2.8%増だった。居酒屋や回転ずしなどの業態で店舗閉鎖が目立ち、全体の店舗数は0.1%減だったが、ファーストフード(FF)業態が好調で全体を引っ張った。

 

 FFの売上高は6.0%増で4年ぶりのプラスとなった。なかでも「洋風」は9.7%増と特に伸びた。ファミリーレストランは0.4%の微増で5年連続のプラスを確保。「洋風」は0.3%減だったが、「焼き肉」(3.9%増)の伸びでカバーした。

 

 そのほかでは、店舗数が増えたディナーレストランの売上高が4.3%増と5年連続で伸びる一方、パブレストラン/居酒屋のうち「居酒屋」は店舗数の減少などで9.2%減と苦戦した。

 

 同時に発表した16年12月の売上高は、全体で3.3%増と4ヵ月連続のプラスだった。休日が前年より1日多かったうえ、FFのクリスマス・年末需要が堅調だった。

 

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