【街角景気】 現状判断は政権交代前の水準に低下

2016/07/13 00:00
Pocket

 内閣府が発表した6月の景気ウォッチャー調査によると、街角の景気実感を示す現状判断指数は前月比1.8ポイント低下の41.2だった。悪化は3ヵ月連続で、安倍政権発足前の2012年11月の40.0の水準に近づいた。

 

 内閣府は景気の基調判断について、「円高、株安の中、企業動向などへの懸念により、引き続き弱さがみられる」としている。

 

 2~3ヵ月先の景気予想を聞いた先行き判断指数も5.8ポイントと大きく低下し、41.5となった。悪化は2ヵ月ぶり。イギリスのEU(欧州連合)離脱問題で海外経済や金融市場への懸念が広がっていることなどが影響している。

 

 同調査は小売店主や中小企業経営者、タクシー運転手など景気動向に敏感な全国2050人を対象に毎月25日から月末に行っている。指数50が好不況判断の分かれ目となる。

© 2024 by Diamond Retail Media

興味のあるジャンルや業態を選択いただければ
DCSオンライントップページにおすすめの記事が表示されます。

ジャンル
業態