【国勢調査】 高齢者の割合は26.7%に上昇、子どもは12.7%

2016/07/01 00:00
Pocket

 総務省が発表した2015年国勢調査の抽出速報集計結果によると、15年10月1日時点の総人口は1億2711万人、このうち65歳以上の高齢者は3342万2000人で総人口に占める割合は26.7%と5年前の前回調査に比べて3.7ポイント上昇し、過去最高となった。

 

 一方、15歳未満の子どもの人口は1586万4000人で総人口比は12.7%となった。高齢者比率が最も高いのは秋田県(33.5%)。逆に最も低いのは沖縄県(19.7%)だが、子ども比率(17.2%)を上回ったため、全都道府県で高齢者の割合が子どもの割合を初めて上回ることとなった。

 

 また、15歳以上の人口に占める働く意欲のある人の比率である労働力率は59.8%で前回調査より1.4ポイント低下。15歳以上就業者について、産業別の割合をみると「卸売業、小売業」が16.5%と最も高くなっているが、少子高齢化と労働力率低下で小売業の現場における労働力確保が厳しくなっている現状が国勢調査の結果からも浮き彫りとなった。

© 2024 by Diamond Retail Media

興味のあるジャンルや業態を選択いただければ
DCSオンライントップページにおすすめの記事が表示されます。

ジャンル
業態