【ニューヨーク時事】米ドラッグストア大手ウォルグリーン・ブーツ・アライアンスが13日発表した2022年6~8月期(22年度第4四半期)決算は売上高が5.3%減少したほか、英事業の減損費用計上が響き純損益は赤字に転落した。新型コロナウイルスワクチン接種需要の減退が売り上げの押し下げ要因だった。
ただ、売上高と調整後の1株当たり利益は市場予想を上回った。また、23年度通期の調整後1株当たり利益見通しは4.45~4.65ドルと、レンジの上限が市場予想の4.53ドルを上回った。
6~8月期の売上高は米国が前年同期比7.2%減、英国が為替要因が逆風となり6.6%減。
◇ウォルグリーン(WBA)決算の概要
22年6~8月期 市場予想 前年同期
売上高 32,449 32,085 34,262
純損益 ▲415 397 627
1株利益 0.80 0.77 1.17
(注)売上高と純利益の単位は100万ドル、▲は赤字、1株利益は調整後、ドル。市場予想はリフィニティブ調べ