【プラスハート】 民事再生法申請、雑貨店をチェーン展開

2016/06/03 00:00
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 雑貨専門店をチェーン展開しているプラスハート(大阪市)は5月30日、大阪地方裁判所に民事再生法の適用を申請した。帝国データバンクによると2015年8月末時点で負債総額は約38億円。

 

 同社は1998年に設立、生活雑貨の「Plus Heart(プラスハート)」、服飾雑貨の「pitch(ピッチ)」などを郊外型ショッピングセンターや総合スーパーなどにテナント出店している。店舗数は直営92店舗、フランチャイズ加盟店28店舗(2016年5月時点)。

 

 ピーク時の2011年8月期には売上高63億円を計上していたが、客単価の落ち込みなどから売上げが伸び悩み、15年8月期の売上高は58億円に減少した。帝国データバンクによれば、投資負担や不採算店増加で財務が悪化し、今年に入ってから金融機関に対して借入金返済の繰り延べを要請していたが、それに伴う資産査定の過程で架空在庫計上など粉飾決算が発覚、自力での再建を断念した。

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