高島屋は10月7日、東京都中央区の日本橋店の近くに時計専門の路面店をオープンする。日本橋店は2014年秋から増改築工事に着工、2019年春には売り場面積を5万平方メートルから6万2000平方メートルに拡張して全面開業する予定だ。
この増改築工事に合わせて本館6階の一画で展開してきた「時計・宝飾品」売り場のうち、時計売り場のみを大通りを挟んだ賃貸ビルの1~2階に移設、「タカシマヤ ウオッチ メゾン」として新たに営業を始める。
売り場面積は約800平方メートルで時計専門店としては大規模。日本初上陸の3ブランドを含めて83ブランドを取り揃え、年間約52億円の売上高を目指す。
百貨店の時計販売は富裕層や訪日外国人向けを中心として好調が続いている。「ウオッチ メゾン」では1階をビジネスマンなどの一般客向け、2階を富裕層やマニア層向けの売り場とし、通路を広くするなど余裕のあるレイアウトでゆっくりと商品を選べるようにする。ロレックス専門の修理サービスコーナーや時計・ファッション関連の書籍・専門誌などを閲覧できるライブラリースペースなども設ける。