DCMホールディングス、カンセキと資本業務提携

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DCMホールディングス(DCMHD)とカンセキは7月12日、両社が資本業務提携すると発表した。

 DCMホールディングス(DCMHD)とカンセキは7月12日、両社が資本業務提携すると発表した。子会社のDCMを割当先とする第三者割当によるカンセキの自己株式の処分を引受け、同日付でDCMHD、DCMとカンセキとの間で資本業務提携契約を締結する。

 カンセキ株式1株につき1805円で、所有割合が6.3%に相当する普通株式50万6500株を、9億1423万2500円で取得する。

 DCMグループとカンセキは、これまでもDCMの統合前の事業会社との間で、共同で仕入れを行い、株式の一部を相互保有する等の関係を構築していた。こうした関係性から、DCMグループから、関係を一歩踏み込んだ形で業務提携に発展することを打診していた。

 今回の資本業務提携で、カンセキはDCMグループのプライベートブランドの商品供給力や店舗運営技術力を得ることで、収益性の改善をはかる。また、DCMグループは、栃木県を中心に地盤を持つカンセキの顧客基盤を生かし、売上高の向上、仕入の効率化、コスト低減等を図っていく。

 カンセキの2022年2月期の売上高は408億円、営業利益は23億円だった。カンセキは地盤にする栃木県でホームセンター19店舗、アウトドアの「WILD-1」を3店舗運営している。一方、DCMグループの栃木県内の店舗は、ケーヨーデイツーの4店舗のみで、同県内に大きな地盤を築くことになる。

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