カンセキ

「WILD-1」事業が苦戦、DCM傘下入りで収益改善図る

 栃木県を本拠に、ホームセンター(HC)の「カンセキ」(25店舗)、アウトドア専門店の「WILD-1」(ワイルドワン)(24店舗)、食品DS「業務スーパー」(17店舗)、リユース店舗の「オフハウス」(9店舗)などを展開する(店舗数は2024年2月末)。

 2024年2月期の業績は、売上高は対前期比4・5%減の363億円、営業利益は14億円の損失となった。

 セグメント別では、HC事業の営業収益が158億円(同2.9%減)、セグメント利益、4億円(同14.1%減)。WILD-1事業の営業収益が98億円(同18.3%減)、セグメント損失は18億円となった。特に「WILD-1」事業において、コロナ収束後のアウトドア関連市場のトレンドダウンにより、過剰在庫の大幅な値下げを行ったことや、商品評価損を計上したことで、営業損失となった。

 カンセキは22年7月に、DCMホールディングス(HD)と資本業務提携を締結している。HC事業において、季節品を中心にDCMHDのPB「DCMブランド」を導入する。また、EDIの導入や勤務シフト管理ツールの活用による作業効率向上、配送業務や修繕業務等の再構築に着手するなど、収益の改善を図る。

 25年2月期の通期予想は、売上高370億円(同1.8%増)、営業利益は4億円の黒字を見込んでいる。

代表取締役社長 : 大田垣 一郎

売上高売上高
総利益率
売上高
営業利益率
売上高
販管費率
売上高
経常利益率
売上高
当期純利益率
36,353百万円22.7%-4%28.2%-4.1%-14.3%

決算期:2024年2月 / 個別

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