【米ウォルマート】 米国事業の既存店売上高が2四半期連続の減少

2013/08/20 00:00
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 米ウォルマート・ストアーズが発表した2013年度第2四半期(5~7月)決算によると、主力の米国ウォルマート部門の既存店売上高は前年同期比0.3%減と小幅ながら前年実績を下回り、2四半期連続でのマイナスとなった。第2四半期累計(2~7月)では0.8%減となった。

 

 年明けからの給与税の減税打ち切りで中低所得者層の消費が鈍ったことや食品の物価上昇率が低くとどまっていることなどが要因。ガソリン高でクルマによる来客が鈍ったことも影響したようだ。客単価は0.2%増えたものの、客数が0.5%減った。

 

 米国ウォルマート部門は売上高全体の6割を稼ぎ出す屋台骨。その既存店売上高の伸び率が予想を下回ったことからウォルマートでは通期での業績予想を下方修正した。14年1月期の1株当たり純利益を従来予想の5.20~5.40ドルから5.10~5.30ドルに引き下げた。8~10月期の米国ウォルマート部門の既存店売上高は前年同期比で横ばい(前年同期は1.5%増)を見込む。

 

 5~7月期の会社全体の業績は、売上高(会員制卸事業の会費収入を含む)が前年同期比2.3%増の1169億ドル、営業利益が1.4%増の67億ドル、純利益が1.3%増の40億ドルだった。

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