【紀伊國屋書店】アジアでネット通販事業、書籍のほか日本商品も
紀伊國屋書店はアジアでインターネット通販事業を展開する。現地語や日本語の書籍のほか、文具やキャラクターグッズなど日本製の文化関連商品を販売する。
同社は8月6日、官民ファンドの産業革新機構と新会社に共同出資することで合意した。紀伊國屋がソフトウェア開発のインフォシティ(東京・渋谷区)と共同で今年4月に設立したネット通販子会社、アジアンベイシスに紀伊國屋と産業革新機構が合計で20億円を出資する。
新会社は今後、シンガポールやマレーシア、タイ、台湾などアジア各国のほかオーストラリア、アラブ首長国連邦などに順次、現地法人を設立し、事業を開始する。将来的には電子書籍の販売も視野に入れる。
紀伊國屋は国内64店舗のほか、米国、シンガポール、台湾など8ヵ国・地域で25店舗を営業している。