【セブン&アイ】ペットボトルを店頭回収しリサイクル、大手飲料メーカーなどが再利用
セブン&アイ・ホールディングスはリサイクル事業のトムラ・ジャパン(東京・大田区)と共同でペットボトルのリサイクルシステムを導入する。
傘下のイトーヨーカ堂やヨークマートの店頭にペットボトルの自動回収機を設置、プラスチック再生加工の協栄産業(栃木県小山市)が再生PET樹脂を使ったペットボトルなどに加工し、大手飲料メーカーや容器メーカーが買い取る。
自動回収機がペットボトルをその場で圧縮または破砕するので人手がかからず、小さなスペースで大量の容器を回収できる。また、利用者にはリサイクルポイントを提供、セブン&アイの独自電子マネー「nanaco(ナナコ)」のポイントと交換できるようにして、来店を促す。
4月中にヨーカ堂の25店舗、ヨークマートの11店舗に自動回収機を設置、来年2月までに関東エリアの約200店舗に導入を拡大する。グループのヨークベニマルでも設置を検討する。
トムラ・ジャパンはこれまで食品スーパーのオーケー(東京・大田区)や三和(神奈川県相模原市)の一部店舗にペットボトルと古紙のリサイクルシステムを納入した実績がある。