〔海外決算〕米ホーム・デポ、2~4月期は増収増益=通期見通し引き上げ
【ニューヨーク時事】米住宅改装用品小売り大手ホーム・デポが17日発表した2022年2~4月期(第1四半期)決算は、売上高が前年同期比3.8%増、純利益が2.1%増と増収増益を確保し、売上高、純利益、1株当たり利益は市場予想を大きく上回った。新型コロナウイルスの大流行期に好調だった業績はなお底堅い需要に支えられている。
事業者向け需要も業績に貢献したとみられる。既存店売上高は2.2%増、このうち米国は1.7%増だった。23年1月期については、売上高と既存店売上高が約3%増(従来は小幅増)、調整後の1株当たり利益は1桁台半ば(同1桁台前半)の伸びになると予測した。
デッカー最高経営責任者(CEO)は「第1四半期としては過去最高の売上高を記録し、新年度は好調な滑り出しになった」と指摘した。
◇ホーム・デポ(HD)決算の概要
22年2~4月期 市場予想 前年同期
売上高 38,908 36,716 37,500
純利益 4,231 3,807 4,145
1株利益 4.09 3.68 3.86
(注)売上高と純利益の単位は100万ドル、1株利益は希薄化後、ドル。市場予想はリフィニティブ調べ