エイチ・ツー・オーリテイリング傘下の阪急阪神百貨店は3月3日、福岡市のJR博多駅の新駅ビル「JR博多シティ」に「博多阪急」をオープンする。総額200億円を投じた店舗の営業面積は4万2000平方メートルで、初年度は370億円の売上高を見込む。
地上10階建ての駅ビルのうち、博多阪急は地下1階から地上8階部分に入居する。日本初登場の約10ブランド、九州初の約70ブランドを取り扱い、福岡市の中心商業地である天神地区の既存百貨店、岩田屋、三越、大丸などに対抗する。
JR博多シティでは専門店街「アミュプラザ博多」も同時オープンする。フロア構成は地下1階から地上10階で、地下1階から地上8階では博多阪急と直接つながる。アミュプラザの営業面積は約5万7000平方メートル。屋上庭園やホールなどを除いた店舗面積は約3万7600平方メートルで、「東急ハンズ」や複合映画館のほか、ファッション専門店、飲食店など計229店舗が出店する。アミュプラザ全体で初年度に300億円の売上高を目指す。