【DCM】11年2月期は3年ぶりの増益見込む、既存店強化を優先
ダイキ、カーマ、ホーマックを傘下に持つホームセンター大手のDCMJapanホールディングスの2011年2月期連結業績は3年ぶりの増益となりそうだ。10年2月期には16店舗だった新規出店を半分の8店舗に抑え、既存店改装は47店舗(10年2月期は52店舗)を実施する。売上高に不動産収入を加えた営業収益は4212億円と10年2月期より0.4%減るが、営業利益は130億円(9.5%増)、純利益は4.3倍の66億円を見込む。
同社が発表した10年2月期の業績は、売上高が1.0%減の4183億円、売上総利益率が0.5ポイント低下の30.1%となった。一方、不動産収入が3億円増、販売管理費は12億円減となったものの、営業利益は13.2%減の118億円に終わった。また、収益悪化店舗の減損損失37億円など特別損失を56億円計上したことで、純利益は68.7%減と大幅なマイナスとなり、15億円にまで落ち込んだ。営業利益、純利益ともに2期連続の減益だった。