【ファーストリテ】国内ユニクロ事業好調で10年8月期は最高益更新へ
ファーストリテイリングは1月8日、2009年9~11月期決算が国内ユニクロ事業の好調を受けて大幅な増収増益となったことから、10年8月期通期の連結業績予想を上方修正した。売上高は期初予想の7980億円から8200億円(前期比19.7%増)、営業利益は1200億円から1305億円(20.1%増)、純利益は620億円から675億円(35.6%増)に引き上げた。営業利益、純利益とも予想通りに推移すれば過去最高益を更新することになる。
09年9~11月期は連結売上高の8割近くを占める国内ユニクロ事業が既存店ベースで20.8%の増収と絶好調。秋シーズンの立ち上がりから「ネオレザー」など重衣料の新商品がよく売れ、機能性衣料「ヒートテック」も前年より販売数量を大きく増やした。粗利益率が前年同期に比べて1.1ポイント上昇して50.7%となる一方、販売管理費は1.3ポイント改善して23.2%となり、営業利益は前年同期比42.9%増の562億円にまで伸びた。通期予想では既存店増収率を6.2%(上期11.2%、下期0.0%)と手堅く見積もっている。