【H2Oリテイル】「神戸阪急」の営業、来年で終了
H2Oリテイリングは傘下の阪急阪神百貨店が運営する「神戸阪急」について、2012年で営業を終了する。同店は神戸ハーバーランドの核となる商業施設として1992年に開業したが、3万3278平方メートルに営業面積に対して、2011年3月期での売上高は91億円にまで落ち込んでおり、百貨店として営業を続けることは困難と判断した。
12年9月末に賃貸契約が満了するが、契約を更新しない。営業の終了日は未定。
神戸ハーバーランド地区ではダイエーが複合商業集積の「ハーバーランドシティ」、西武百貨店(現そごう・西武)が「神戸西武」を営業していたが、いずれも販売不振から撤退している。神戸阪急の閉鎖で同地区の集客力が一段と低下することが予想される。