ファミリーマートは22日、電動キックスケーターの貸し出しサービスを展開するLuup(ループ、東京都渋谷区)と資本業務提携の契約を締結したと発表した。両社はコンビニ店舗への貸し出し拠点設置に向けた協力を本格化。まずは現在の6店舗から600店舗以上に拡大する計画だ。
電動スケーターは、モーターと車輪を取り付けた板に立ち、両手でハンドルを握って操作する乗り物。16歳以上は最高時速20キロメートル以下の車両で運転免許を不要とする改正道交法が19日に成立し、利用拡大が見込まれている。
両社は2020年10月から連携しており、現在は東京都内の6店舗に貸し出し拠点を設置している。今後はループが拠点を設置している東京や大阪などの店舗に加え、地方店舗への設置も進める計画だ。
両社はこのほか、ファミマ店内のディスプレーでループの広告を表示するなどマーケティングで協力。店頭での講習会開催など安全運転の啓発活動でも連携する。