米ナイキ、12─2月の売上高が予想上回る ネット販売好調
[24日 ロイター] – 米スポーツ用品小売りのナイキが24日に発表した第3・四半期(2月29日まで)決算は、売上高が市場の予想を上回った。新型コロナウイルスの感染拡大を受けて店舗閉鎖を余儀なくされた中国では、売上高が約6年ぶりに減少したが、オンラインでの売り上げ増が補った。ただ同社は、新型コロナを理由に今後の業績予想は示さなかった。
ナイキは今では、新型コロナ感染が急速に広がっている欧州と米国でも店舗を閉鎖。各国政府が人の移動を制限するなどの厳しい感染予防策を取っていることから、人々はネットでの買い物を積極化している。
第3・四半期の大中華圏での売上高は5%減少したが、オンライン売上高は30%超増加。全体のオンライン売上高は36%増となった。
ナイキは、中国では約80%の店舗がすでに営業を再開したとしており、中国での今四半期の売上高はおおむね横ばいとの見方を示した。
総売上高は5.1%増の101億ドルとなった。リフィニティブIBESのデータによると、アナリスト予想は平均で98億ドルだった。