イオン九州
「マックスバリュエクスプレス」「ウエルシアプラス」
今後の出店拡大に向けて社内体制を整備
九州最大の小売業イオン九州は総合スーパー(GMS)67店舗、食品スーパー(SM)159店舗、ディスカウントストア(DS)29店舗、ホームセンター(HC)33店舗、その他41店舗、合計329店舗、子会社のイオンウエルシア九州が展開する調剤機能を備えたドラッグストアとSMを融合した「ウエルシアプラス」11店舗の合計340店舗を展開する。
イオン九州は、戦後に開業された個人商店の大丸洋品店を継承して1954年に設立された福岡大丸が前身だ。72年にジャスコ出資により福岡ジャスコが設立され、73年に福岡大丸の営業を譲り受けた。89年には九州ジャスコに社名変更。2003年にHC運営のホームワイドと合併しイオン九州に社名変更した。20年にマックスバリュ九州、イオンストア九州と合併した。
イオン九州は27年2月期までの3カ年の中期経営計画で、「成長領域へのシフト」「商品改革」「既存資産の魅力度向上」「生産性・経営効率の向上」「サステナブル経営の推進」に取り組んでいる。
成長領域へのシフトについては、都市部でのマーケットシェア拡大をめざし、福岡市内で「近くて便利な、コンパクトスーパーマーケット」をコンセプトとした「マックスバリュエクスプレス」を展開している。25年2月期は4店舗を出店し、期末店舗数は16店舗となった。今後の高速出店に向けて、より小型の店舗モデル構築を進めたほか、都市部における顧客ニーズに合わせ小型店舗独自の商品開発を進めた。
また、イオンウエルシア九州はウエルシアプラスを6店舗出店した。今後の高速出店に向けた店舗オペレーションの確立と資格取得者の確保、ビューティアドバイザーをはじめとする専門スタッフの育成に取り組んだことで、強みとする食品の売上拡大や処方箋枚数拡大に加え、非食品部門の売上構成比が高まり、店舗の収益力強化につながった。
25年2月期業績は営業収益5316億円(前期比4.2%増)、営業利益105億円(同1.5%増)だった。中計では27年2月期に営業収益6310億円、営業利益113億円を目標としている。
代表取締役社長 : 柴田 祐司
| 売上高 | 売上高 総利益率 | 売上高 営業利益率 | 売上高 販管費率 | 売上高 経常利益率 | 売上高 当期純利益率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 510,317百万円 | 24.7% | 2% | 27.7% | 2% | 1.3% |
決算期:2024年2月 / 連結














激戦を 独り勝ち できる“”DSモデル開発めざすイオン九州のザ・ビッグとは


































