楽天と西友、ロボットでスーパーからの配送サービス、期間限定で
楽天と西友は3月8日、「西友馬堀店」(神奈川県横須賀市)から自動配送ロボットで商品を届けるサービスを期間限定で実施すると発表した。両社によれば、自動配送ロボットが公道を走行して、スーパーの商品を配送するのは国内で初めて。
3月23日から4月22日の火曜日と木曜日の10日間に限定して、サービスを実施する。配送対象エリアは、横須賀市馬堀海岸の約2万4000平方メートルの範囲の住宅地。配送には、パナソニックのロボットを使用する。
利用者が専用のスマートフォン向けサイトで商品を注文するか、西友馬堀店で購入した商品をサービスカウンターに持ち込むと、自動配送ロボットが商品を自宅まで届ける。ロボットは利用者宅に到着すると、自動音声による電話で知らせる。利用者がロボットの操作パネルに暗証番号を入力して、商品を取り出す仕組みだ。
注文できるのは、コメや飲料、菓子、調味料など常温度帯の加工食品と日用品など約400点で、生鮮食品や冷蔵・冷凍食品、割れ物などは除く。ロボットによる配送手数料は無料とする。
楽天と西友は19年から、自動配送ロボットやドローンを活用した配送の実証実験を行ってきた。20年12月には横須賀市馬込海岸地域で公道走行の実証実験を行い、ロボットが公道を安全に自動走行できることを確認した。