米カーギル、多角化を推進 消費者ニーズに対応

ロイター
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カーギルのロゴ
10月16日、米国穀物商社大手で食品加工も手掛けるカーギルは、消費者のニーズをにらんで付加価値の高い製品を投入するなど、多角化を推進する方針だ。写真は同社のロゴ。2018年11月上海で開かれた博覧会で撮影(2020年 ロイター/Aly Song)

[サンパウロ/ニューヨーク 15日 ロイター] – 米国穀物商社大手で食品加工も手掛けるカーギルは、消費者のニーズをにらんで付加価値の高い製品を投入するなど、多角化を推進する方針だ。同社の南米事業担当幹部、ラエルテ・モラエス氏が14日、ロイターとのインタビューで語った。

モラエス氏は、カーギルは新製品への投資を今後も続けていくと説明。利益マージンの薄い大口の事業と、量は少ないが価格を高く設定できる事業とのバランスを図る。

モラエス氏は「消費者は、好みを満たしてくれる製品にはより多くお金をかけてもいいと考えている」と語った。

商品の多角化は、消費者の好みの変化、「クリーンラベル」製品や持続可能な供給網に関する業界からの要求、低カロリー甘味料、トランス脂肪や飽和脂肪が少ない食用油といった市場の拡大を反映したものだ。

5億5000万レアル(9837万ドル)投じた、完成間近のカーギルのブラジル工場ではジャムや清涼飲料、乳製品、菓子に使用されるかんきつ類の副産物であるペクチンを生産する。工場は来年5月までに稼働の予定で、主に輸出向けの製品を生産する。

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