凸版印刷、AIカメラでマスク着用を自動判別、自社ビルで実証実験
凸版印刷は、人工知能(AI)を活用したカメラによる画像解析で、人がマスクを着用しているかどうかを自動判別するシステムの実証実験を始めた。マスクを着用していない場合は警告を表示することにより、建物に入る際の着用の徹底を促す。
4月24日から、トッパン小石川ビル(東京都文京区)で実験を始めた。従業員通用口にAIカメラを設置して、来館者のマスク着用を判別する。実験期間は5月7日まで。
今後はサーモグラフィーを活用した発熱者の検知や特定の場所の密集度の計測などについても実証実験を行い、一連の実験結果を踏まえて、企業オフィスやスーパー、薬局などを対象とした感染症拡大抑止システムの開発・販売につなげる。