9月都内物価、2.5%上昇=エネルギー押し上げ―総務省

時事通信社

東京都内のスーパーで買い物する人たち
〔写真説明〕東京都内のスーパーで買い物する人たち=5月23日(AFP時事)

 総務省が26日発表した9月の東京都区部消費者物価指数(中旬速報値、2020年=100)は、価格変動の大きい生鮮食品を除く総合指数が110.0と、前年同月比2.5%上昇した。プラスは49カ月連続。エネルギーがプラスに転じたため、鈍化傾向にあった伸び率は前月から横ばいとなった。

 エネルギーは2.7%上昇。政府による電気・ガス料金補助は続いているものの、前年の補助金再開の影響で、前年同月比ではプラスとなった。電気代は3.4%、都市ガス代は2.0%、それぞれ上がった。

 生鮮食品を除く食料は6.9%上昇。米類は46.8%上昇したが、伸び率は5カ月連続で縮小した。コメに関連した品目では、おにぎりが17.7%、外食のすしが10.0%のプラスだった。

 保育所保育料は60.4%の大幅下落。都が第1子からの保育料無償化を開始した影響が出た。水道料も基本料金無償化で34.6%のマイナスとなった。 

 生活実感に近い生鮮食品を含む総合指数と、生鮮食品とエネルギーを除く総合指数の伸び率はいずれも2.5%だった。

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