エンチョー、上期は営業利益回復も経常損失

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 エンチョー(静岡県)が11月7日に発表した2025年3月期第2四半期決算(連結2024年4月1日~9月30日)は、売上高が前年同期比2.5%減の170億5,500万円、営業利益は4,000万円増の5,500万円、経常損失として3,200万円を計上した。

 ホームセンター開設50周年の当期は、地域に根差した品揃えの最適化や専門店事業推進による「収益力向上」、事業間連携体制の強化や買物環境の向上による「集客力強化」、電子化やWEB化などによる業務効率化や労働環境の改善を図る「働き方改革」の取り組みを進めた。

 上期は、原材料価格の高騰に起因する販売価格の上昇が個人消費に影響を与え、売上高の減少に直結。物流費、光熱費、人件費などの店舗運営コストが上昇したことから、コスト削減に注力し、各経費は概ね想定を下回って推移したが、売上高の減少をカバーするまでには至らなかった。

 売上総利益は、ホームセンター事業と専門店事業の売上高が減少したことで、7,000万円減の50億8,400万円。売上総利益率については0.3ポイント改善して29.8%まで高めた。営業収入は3,000万円ほど増えたが、営業総利益は前年同期に比べて4,000万円減の57億5,200万円。一方、販管費は8,100万円減少したことで、営業利益は4,000万円増えて5,500万円を計上した。経常利益は、営業外収益で600万円増となったが、営業外費用が3,300万円増えたことで、3,200万円の損失を生じた。

 同社では今回の決算発表に先立ち、10月22日、2025年3月期の連結業績予想の修正を発表、売上高は前回から4億6000万円減の339億4,000万円(1.1%減)、営業利益は1億2000万円減の2億2,000万円(7.3%増)、経常利益は1億1000万円減の6,000万円(12.5%増)に修正している。

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