週刊スーパーマーケットニュース カスミ、「BLΛNDE」錦糸町に都内初出店
カスミが高質食品スーパー「BLΛNDEオリナス錦糸町店」を9月27日にオープンする。同業態の都内出店は初。「BLΛNDE」は「人」「食」「生活」「文化」が、商品とサービスを通じて交じり合うことをめざした業態。「フードスクエアカスミ」を改装して再出発する。カスミの8月の全店売上は前年同月比で10.2%増と2ケタの伸びとなった。既存店ベースでも同9.3%増と、これまでの不振を取り戻す勢いをみせている。7月が転機となったかたちだが、「BLΛNDE」のオープンをきっかけに、さらなる堅調な伸びが続くかに注目だ。(9月13日~19日までのニュースをまとめました)
※画像は「BLΛNDE」研究学園店
JMホールディングス
<本決算>2ケタの増収増益を達成
2024年7月期決算(連結2023年8月1日~2024年7月31日)は、売上高が対前期比11.3%増の1723億円、営業利益は同26.3%増の91億円、経常利益は同25.6%増の93億円、当期純利益で同23.7%増の54億円を達成した。
連結会計年度は、スーパーマーケット事業、外食事業の既存店が売上を順調に伸ばしたことに加え、新規出店した3店舗と2023年3月にグループ入りしたスーパーみらべるの寄与により、2ケタ増収、営業利益・経常利益・当期純利益は20%を超える増益を果たした。
大型商業施設内店舗の「ジャパンミート生鮮館」、関東圏単独店舗の「ジャパンミート卸売市場」「パワーマート」「食肉卸売センターMEAT Meet」、都市型ホールセールの「肉のハナマサ」、地域密着型食品スーパー「スーパーみらべる」などを束ねたスーパーマーケット事業の売上高は同11.4%増の1677億円、セグメント利益(営業利益)は同26.0%増の85億円と大きく伸長した。
スーパーマーケット事業は、精肉専門店に青果・鮮魚・惣菜の専門店をグループ化、合併することで規模を拡大。各店舗内でもそれぞれの専門性を活かした施策が奏功した。商品の販売では、特定の商品を大量に陳列し、顧客へアピールすることで購買意欲を高める「異常値販売(単品大量販売)」を定期的に実施。また、加工物流センターでの大量かつ効率的な精肉加工に加え、店舗でも必要に応じて精肉加工を行い、売れ筋に対応した速やかな提供が販売機会ロス削減につながった。
なお、2025年7月期の連結業績については、売上高で同4.4%増の1800億円、営業利益で同8.2%増の99億円、経常利益で同7.3%増の100億円を見込んでいる。
サミット
「IKUKYU.PJT」に参画
積水ハウスが主催する男性育休を考えるプロジェクト「IKUKYU.PJT」に、業種・業態を超えて賛同する企業・団体とともに参画し、男性育休取得が当たり前になる社会の実現を目指していく。「IKUKYU.PJT」6年目となる今年は、153の企業・団体が賛同し、プロジェクトを展開していく。
プロジェクト特設サイト:https://www.sekisuihouse.co.jp/ikukyu/
マルエツ
「衣料ドライブ」活動を実施
支援を必要としている子どもたちに、埼玉県社会福祉協議会を通じて衣料品を届ける「衣料ドライブ」を、10月4日から10日までの7日間、「朝霞店」(埼玉県朝霞市)で実施する。新生児から小学校高学年向けの新品または未使用品同等の衣類を、店内設置の回収ボックスで預かり、寄贈する。
ぎゅーとら
「うらのはし店」に「おもいやりゆっくり会計レジ」
「伊勢市で一番やさしいお店を目指す」をコンセプトに、今年6月にオープンした「うらのはし店」。「てったおカゴ」や「ハートレー」「フロアサイン」「駐車場の屋根」などに取り組んできたが、オープンのタイミングで実現できなかった「おもいやりゆっくり会計レジ」を、開店から18時まで1レーンで常時対応していく。ぎゅーとらでは初めての取り組み。
ウオロク
「健康経営宣言」で目標設定
9月12日に発表した「健康経営宣言」で、以下の3つの目標数値を掲げた。①健康診断受診率100%、②特定保健指導実施率60%、③ストレスチェック実施率(6時間以上勤務)100%。