コメ作付け、11道県で増加=24年産見通し―農水省

時事通信社
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収穫前の稲穂
〔写真説明〕収穫前の稲穂(資料写真)

 農林水産省が30日発表した2024年産主食用米の作付け意向調査(4月末時点)によると、11道県で作付面積が前年実績よりも増える見通しとなった。1月末時点の前回調査で、増加は5道県だった。23年産米の取引価格が比較的高く推移していることなどから、コメ農家が生産に前向きになっているようだ。

 宮城や福島、栃木など8県は、1月末調査で前年並みか減少の見込みだったが、今回は増加に転じた。23年産米が高い背景には、新型コロナ禍からの経済正常化で、訪日外国人向けなど外食需要の拡大が影響しているとみられる。 

 一方、前年並みは25都府県で、前年より減少しそうなのは11府県。能登半島地震の影響で1月末の調査ができなかった石川県は、前年並みだった。 

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