アークランズ 本決算は2ケタの営業・経常減益
4月12日にアークランズ(新潟県)が発表した2024年2月期決算(連結2023年3月1日~2024年2月29日)は、売上高が前期比0.9%減の3,106億円、営業利益が14.8%減の161億円、経常利益が13.5%減の165億円、当期純利益が5.6%減の91億円と、減収減益となった。
2023年度、ホームセンターを中心に展開する小売事業は、既存店でのDIY関連と家庭用品部門の苦戦もあり、売上高・営業収入は2.7%減の2,538億円、営業利益は41.9%減の59億円と落ち込んだ。消費マインド低下の影響は大きく、下期は暖冬で季節商材が苦戦。客単価は前期以上で推移したが、客数で伸びを欠いた。
連結から外食を除いた住関連のアークランズは、円安の影響も大きく、売上総利益は4.7%減の895億円。前期に比べて43億円を減らした。販管費はコスト抑制に努め、0.3%減の933億円となったが、営業利益で25.4%減の104億円と、前期に比べて35億円の減少となった。
2025年度2月期の連結業績については回復を見込み、売上高で1.4%増の3,150億円、営業利益で14.8%増の185億円、経常利益で14.5%増の190億円とした。