「それ、自分なら買いますか?」マーケッターの陥りがちな罠とその回避の仕方

桂 幸一郎(エイトハンドレッド)
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 マーケティングデータを分析する際に陥りがちなのが、「自分視点の欠如」です。

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データ分析の結果だけを鵜呑みにして、「自分視点」を忘れてしまうと、誰にも刺さらない商品開発やプロモーションを実施する危険がある(istock/golubovy)

 マーケティングデータを尊重せず分析をしない企業がたくさんある一方で、やたらとデータをみてそこから何とか企画を考えだして、議論を進めていく企業が増えています。ところが、そこから編み出された商品やプロモーションアイディアには、「これで消費者に買ってもらえると本当に思うのかな?」と首をかしげたくなるようなものが多く、「実感と合わないなぁ」と戸惑った経験のある読者も多いのではないでしょうか。そこで今回は、「自分視点の欠如の罠」を避けるためにどうすればよいかを解説します。大事なことは、「その商品・プロモーションを自分なら欲しいと思う?」とつねに自問自答することを忘れないようにすること。いつもはマーケティングデータの分析の重要性をしつこく言い続けている筆者ですが、今回は自戒も込めてお話ししたいと思います。

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