米ウォルマート、男性衣料小売り「ボノボス」100億円で売却=ネット戦略見直しか

時事通信社
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米小売り最大手ウォルマートは、傘下の男性用衣料品会社「ボノボス」を7500万ドル(約100億円)で売却することで合意した。

 【ニューヨーク時事】米小売り最大手ウォルマートは、傘下の男性用衣料品会社「ボノボス」を7500万ドル(約100億円)で売却することで合意した。売却先の米ファッション小売り会社エクスプレスなどが13日公表した。オンライン事業の見直しが進められているもようだ。

 ウォルマートは2016年、電子商取引事業強化の一環としてオンライン衣料販売業のボノボスを3億1000万ドルで買収すると発表。17年にはネット小売りに強みを持つアウトドア用品販売業「ムースジョー」を5100万ドルで買収したが、今年2月に米スポーツ用品小売り大手ディックス・スポーティング・グッズに売却することが明らかにされた。

 ボノボスを巡っては、エクスプレスが2500万ドル、米ブランド管理会社WHPグローバルが5000万ドルをそれぞれ支払う。買収手続きは今年5~7月に完了する見通し。14日の米市場のエクスプレス株は一時40%超急伸した。

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