【すかいらーく】19年12月期は3期連続の営業減益を予想、増税の影響など

2019/02/15 12:30
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 すかいらーくホールディングスは2月14日、2019年12月期の連結営業利益(国際会計基準)が前期比3.8%減の220億円になりそうだと発表した。3期連続の減益となる見通し。純利益も3.8%減の110億円と3期連続で前年実績を下回りそうだ。

 

 70〜80店の新規出店効果と食事宅配やテークアウトの成長で、連結売上収益は1.0%増の3700億円を見込むが、人件費の増加や消費増税の影響などで利益が圧迫される。

 

 同社では、デジタル技術を使った生産性向上や顧客サービスの強化に向けて18年12月、IT本部を新設した。今後2〜3年で、タブレット端末を使ったデジタルメニューブックを全店舗に展開し、時間帯や店舗の立地、天候などに合わせて店舗ごとにカスタマイズしたメニューを提供する。注文した商品は来店客がスマートフォンを使ってキャッシュレス決済できるようにする。雨の日や気温の低い日には「すかいらーくアプリ」に電子クーポンを配信して来店を促すほか、店舗限定のクーポンを周辺にいるアプリユーザーに配信する。

 

 同日発表した18年12月期の連結業績は、売上収益が前期比1.9%増の3663億円、営業利益が18.7%減の228億円、純利益が26.4%減の114億円だった。人件費の増加や株主優待の強化が減益要因となった。

 

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