【米ウォルマート】 最低時給を10ドルに引き上げ、約50万人対象

2015/02/23 00:00
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 米ウォルマート・ストアーズは2月19日、米国内の時間給従業員の最低賃金を引き上げると発表した。現在の最低賃金は連邦政府が定める7.25ドルだが、今年7月までに9ドルに引き上げ、2016年1月期中には新規雇用者を除いてさらに10ドルまで上げる。

 

 対象となるのは時間給のフルタイム従業員とパートタイム従業員で、米国内で約50万人いる。こうした賃上げと従業員教育などの人的投資に16年1月期は10億ドル以上を投じるという。

 

 米国の小売業界では1500万人以上が働いており、そのうち約700万人が女性。業界最大手のウォルマートの賃上げの動きに他社が追随すれば、小売業界全体の所得向上や消費市場の活性化につながる可能性もある。

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