【SC売上高】３月の既存SCは4.4％減、19ヵ月連続のマイナス
日本ショッピングセンター（SC）協会がまとめた３月の全国SCの売上高は、既存SCベースで前年同月比4.4％減と19ヵ月連続のマイナスとなった。２月は2.5％減にまでマイナス幅が縮まっていたが、再び減少幅が広がった。
３月は前年より休日が１日少なかったことや、月後半の天候不順で春物衣料の動きが鈍かったこと、客単価が伸び悩んだことなどがマイナス要因となった。とくに主要核テナントである総合スーパー（GMS）の落ち込みが大きく、全体の足を引っ張った。
地域別では北海道（2.0％減）、関東（3.4％減）、東北（3.6％減）が比較的健闘した。とくに北海道の中心地域に立地するSCでは、前月に引き続き1.0％のプラス成長を達成した。中国（7.3％減）、中部（6.3％減）、北陸（6.0％減）などはマイナス幅が大きかった。
全店ベースでのSC総売上高は２兆1828億円で、5.4％のマイナスだった。
