【ファーストリテ】８期ぶりの営業最高益、10年８月期も最高益見込む
ファーストリテイリングが発表した2009年８月期連結業績は、主力の国内ユニクロ事業の既存店売上高が前期比1.3％増となるなど大幅な増収を達成したことから、営業利益は24.2％増の1086億円と８期ぶりに過去最高益を更新した。
国内ユニクロ事業はヒートテック、ブラトップ、ウォッシャブルセーターなど人気商品が話題を集め、好調な売上トレンドが続いた。売上高は5381億円（16.4％増）、営業利益は1107億円（28.2％増）だった。09年８月末の直営店舗数は前期末比で10店舗増加し、750店舗（フランチャイズ店含めて770店舗）となった。
海外ユニクロ事業も英国や米国の赤字縮小、アジア地区での順調な業績拡大から、営業利益は前期の３億円から16億円へと拡大した。売上高は前期比28.8％増の377億円だった。
国内関連事業は「990円ジーンズ」を販売したジーユーの採算が改善したことで、営業赤字が前期の28億円から５億円へと縮小した。
2010年８月期の連結業績予想は、売上高は7980億円（前期比16.5％増）、営業利益は1200億円(10.5％増)、当期利益620億円（24.5％増）と２期続けて過去最高益の更新を見込む。
2009年８月期連結業績：カッコ内は前期比
売上高6850億円（16.8％増）、営業利益1086億円（24.2％増）、純利益497億円（14.4％増）
2010年８月期連結予想：
売上高7980億円（16.5％増）、営業利益1200億円（10.5％増）、純利益620億円（24.5％増）
