【イオン】地デジチューナー4980円で先行販売、月間10万台目指す
イオンは9月19日からアナログテレビに取り付ける簡易型地上デジタルチューナーを全国のジャスコ、サティなど481店舗で4980円で発売する。イオンが発売する地デジチューナーは、現在販売されているメーカー品に比べてほぼ半分の低価格。同チューナーはピクセラ(大阪市)が製造したものだが、機能を簡略化すると共にグループのスケールメリットを生かして、低価格を実現した。ピクセラ社とはイオングループでの先行独占販売契約を結んでおり、1ヵ月で10万台の販売を目指す。
また、総合ディスカウントストアのミスターマックスは9月17日から、地デジ対応の19インチ液晶テレビを2万9780円で店頭発売する(オンラインショップでは9月4日から予約受付開始)。同テレビは、小売業のプライベートブランドとして初めて「エコポイント」対象商品として登録されており、購入時に「エコポイント」7000ポイントが付与される。同社は昨年11月、19インチ地デジ液晶テレビを2万9800円で発売し、10ヵ月で2万1000台を販売した実績がある。
地上デジタル放送への完全移行は2011年7月に迫っており、小売業各社は低価格品の投入でアナログテレビの買い換え需要や簡易チューナー購入ニーズを掘り起こす。