米スタバ、中国でまた批判の標的に 人民日報は「傲慢」と論評

ロイター(ロイター・ジャパン)
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スタバのロゴ
2月15日、米コーヒーチェーン大手スターバックスは、中国でまた世論の反発を受けている。写真はスターバックスのロゴ。ニューヨークで2016年6月撮影(2022年 ロイター/Carlo Allegri)

[北京 15日 ロイター] – 米コーヒーチェーン大手スターバックスは、中国でまた世論の反発を受けている。

発端は、中国南西部の重慶市にあるスターバックスの店舗前で多数の警察官が食事をしていたところ、店員に立ち去るように言われたと、あるユーザーが14日にソーシャルメディア微博(ウェイボ)に投稿したこと。この投稿は瞬く間に広まり、共産党機関紙「人民日報」がスターバックスを「傲慢」だと断じる論評を発表する騒ぎとなった。

中国の消費者やメディアは近年、顧客の権利保護に敏感になっており、特に海外の大手ブランドの行動への監視を強めている。

昨年12月には、スターバックスの中国店舗2カ所で期限切れの食材が使用されていたと政府系新聞が報道。スターバックスは謝罪し、中国の約5400店舗の全てで検査と従業員教育を行った。

スターバックスは14日夜、ウェイボで「不適切なコミュニケーション」について謝罪した上で、全ては誤解だと説明。店員が警察官を追い払ったり、苦情を申し立てようとした事実はないとしている。

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