ゲンキー、プロセスセンター稼働間近!「生鮮食品の品質、目標に近づいた」と自信

小木田 泰弘 (ダイヤモンド・ドラッグストア 編集長)
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2019年8月にプロセスセンターが稼働!

ドラッグストア初となるプロセスセンターの稼働で、コストメリットと品揃えの両立を図り、魅力的な食品ゾーンの構築をめざす。
ドラッグストア初となるプロセスセンターの稼働で、コストメリットと品揃えの両立を図り、魅力的な食品ゾーンの構築をめざす。

 Genky DrugStoresの藤永賢一社長は、「6期ぶりの減益でまことにふがいない。私の不徳といたすところだ。20196月期第4四半期には、前年180人のところ今年は300人の新卒を採用した。これも経費増の1つの要因だ。(中略)生鮮食品の難しさは克服しつつある。当初は100点満点中30点だったが、今は60点くらいまできた。お客さまが期待する鮮度については食品スーパーに少し見劣りするところがあると感じてはいるが、めざす品質に近づきつつある。日本の厳しいお客さまの目に、当社の生鮮食品が見合うかが問われた1年だった」と振り返る。

 同社はドラッグストア業界では初となるプロセスセンターを8月から稼働させ、生鮮食品の加工に伴うコストを下げる。

 中期目標は20226月期に売上高1500億円、463店舗、営業利益率5.0%。長期的には1万店舗を展開するチェーンストア企業をめざす。

 藤永社長は「チェーンストア理論の原理原則に従い、完全標準化と単純化を徹底し、年間1000店舗出店できる体制を構築していく」と話している。

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記事執筆者

小木田 泰弘 / ダイヤモンド・ドラッグストア 編集長

1979年生まれ。2009年6月ダイヤモンド・フリードマン社(現ダイヤモンド・リテイルメディア)入社。「ダイヤモンド・チェーンストア」誌の編集・記者を経て、2016年1月から「ダイヤモンド・ドラッグストア」誌副編集長、2020年10から同誌編集長。

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