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ファミマ、外国人従業員の労務管理アプリを導入、手続きなど効率化

ファミマが導入した外国人従業員の労務管理アプリ「ロムテン」
在留カードに内蔵されたICチップの情報を読み取って、アプリに表示する

 ファミリーマートは5月17日から、店舗における外国人従業員用の労務管理アプリの導入を始めた。採用や申請の手続きなどを効率化することで加盟店オーナーの負担軽減を図る。

 タブソリューションズ(東京都新宿区)が開発した労務管理アプリ「ロムテン」を採用した。スマートフォンに同アプリをダウンロードし、在留カードをかざすと、カードに内蔵されたICチップから氏名、国籍、生年月日、住所などの情報を読み取ってアプリに表示する。在留カードとICチップの情報を照合することで、カードの偽造や就労可能時間を判定できる。

 在留資格の期限が近づいたら通知したり、ハローワークへの外国人雇用の届出をオンラインで申請したりする機能も持つ。従来は約10分かかっていた作業が、アプリを活用することで約5分に短縮されるという。

 ファミリーマートの店舗では外国人従業員が増加しており、多言語対応の業務マニュアルや教育用動画などの整備を進めている。今回のアプリ導入と合わせて、外国人雇用を促進し、加盟店の人手不足解消につなげる。