イオンは4月23日、千葉市に着工する同社初のネットスーパー専用配送センターに第三者が所有する太陽光発電システムを設置すると発表した。最大出力は約3.3メガワット(一般家庭約1200軒分の消費電力に相当)で、同センターの運営に利用する。
「誉田CFC(カスタマーフルフィルメントセンター)」と呼ばれる同センターは、地上3階建てで、延床面積は約5万1600平方メートル。提携先の英オカドグループの技術を活用し、AIやロボットを駆使した最先端の大型自動倉庫となる。
第三者が電力需要家の敷地や屋根などを借り受けて太陽光発電システムを設置し、需要家に電力を供給するPPAモデルを採用した。大型の蓄電池を設置し、AIを活用して省エネルギーの分析・評価をする実証実験も行う。
誉田CFCは2023年の開業に向け準備を進めている。本格稼働後は生鮮を含む食品や日用品など約5万品目の商品を在庫し、注文を受けた商品を首都圏の消費者に配送する。同CFCはネットスーパー事業を運営するために設立した子会社、イオンネクスト準備(千葉市)が運営する。