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カルフール、SAS® Viya®を採用し店舗・オンラインの商品供給力向上にAIを活用

カルフール
カルフールは、自社のロイヤルティ顧客に最適な商品をいつでもどこでも提供できる、ユニークなオンラインおよび店舗内ショッピング体験の創造を目指している。 写真はロイター

 米国SAS Institute Inc.(以下 SAS)は、フランスの小売業大手カルフールが、高度なテクノロジーを通じて顧客の期待への対応力向上を図るグローバル変革プランの一環として自社のサプライチェーンを最適化するためにSAS Viya を採用したことを発表した。

 カルフールは、自社のロイヤルティ顧客に最適な商品をいつでもどこでも提供できる、ユニークなオンラインおよび店舗内ショッピング体験の創造を目指している。サプライチェーンを最適化するために人工知能(AI)を導入するのは、フランスの小売業界ではこれが初となる。

 カルフールでは、SAS Viyaを用いて店舗、倉庫、eコマースサイトのデータを収集および処理することにより、オムニチャネルにおける流通・在庫の最適化という課題を解決しようとしている。それらのデータを総合的に分析することで、川下側におけるフォアキャスティングや川上側における仕入先への発注処理が改善され、商品の廃棄や過剰在庫の削減につながる。

 カルフール フランスでフォアキャスティング・ディレクターを務めるフランク・ノエル・フォンタナ氏は、「SAS Viyaの導入により、サプライチェーン最適化において一歩前進することができます。AI(人工知能)が時間を解放してくれることで、私たちのチームは、差別化された予測戦略の開発に集中し、無駄を削減しながら顧客の期待に最大限に応えることができます。」と、述べている。