「マルエツ プチ」の新店が既存店から100mの”超至近距離”に出店した理由

阿波 岳 (ダイヤモンド・チェーンストア 編集記者)

鮮魚と精肉はすべてアウトパック

 港南三丁目店の売場面積は、約330㎡とマルエツプチとしては標準的な大きさだ。取り扱いSKU数は約4380SKUで、生鮮3品が約600SKU、総菜・ベーカリーは約190SKUを扱う。

 このうち生鮮3品は、精肉で約260SKU、青果で約180SKU、鮮魚で約160SKUを扱い、精肉と鮮魚はすべてアウトパックでの対応となっている。生鮮は全体的に簡便商材に特化した。

 青果売場は、カット野菜やカットフルーツのフェースを広く確保している。

青果売場はカット野菜などの簡便商品が目立つ 

 鮮魚売場は、切り身や刺身に加え「ボイルみずだこ頭ブツ切り」、「あんこう肝スライス(もみじポン酢付)」「いわしのごま漬け」(各同398円)などの加工商品を揃える。そのほか、「あさりのぬた」「カナダホッキ貝ひものぬた」(各同298円)といった「お魚屋さんのおつまみ」シリーズを販売する。

鮮魚売場はおつまみ需要に対応した商品が並ぶ

 精肉売場には、マルエツのオリジナルブランド「優夢牛」や「みちのく森林鶏」をはじめ、少量目から中量目のパック商品を中心に揃える。

精肉売場は小容量から中容量のパック商品が多く並ぶ

 

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記事執筆者

阿波 岳 / ダイヤモンド・チェーンストア 編集記者

大学卒業後、社会の荒波にもまれる日々を経験。そこで書籍や会報誌の編集に携わるうちに、メディア事業への興味が芽生え、今に至る。
趣味は喫茶店巡りと散歩。喫茶店での一杯のコーヒーや、街角の散策を生きがいとしている。
これまで全都道府県を制覇するという小さな目標を達成した。何かを極めたり、制覇したりすることには、なぜか人一倍の熱意を注いでいる。
最近の悩みは、ここ数年で増えた体重との戦い。健康の大切さを意識しつつも、喫茶店のコーヒーに合わせたスイーツや、ランチの大盛りがやめられない。今日もまた元気に「大盛で!」と注文しつつ、明日こそ控えめにしようと心に誓っている。

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